「ゲームセンターあらし」登場人物紹介・あ〜お
- アーサージュニア
- ハリウッドの映画スターで、アメリカ一の大金持ち。おまけに美少年で戦いぶりも正々堂々としているという、およそ欠点の見つからない羨ましい人。ミスターゲームユニバース決勝であらしと対戦する。ゲームの腕前に関しても、「命を賭けるにふさわしい相手」とまでの称賛を受けた強敵だった。超能力の持ち主で、精神感応力を生かした必殺技を用いる。勝負の最中にあらしの出っ歯が抜けたのは彼の技が原因だという説もある。
- 必殺技：「超ゲームテクニック・スペースシャトル」「スペースシャトル宇宙游泳の術」
- 登場エピソード：「絶体絶命、あらし大危機」
- 悪霊人形
- 五百年の眠りから覚め、人間の肉体を得ようとしてあらしと戦った。オーラによる金縛りや霊力によるポルターガイスト現象を駆使する。十字架に弱く、最後はローリングファイアによる炎の十字架と、人間に負けたショックで姿を消した。本体は人形にとり憑いたエクトプラズム。
- アマゾネス
- 正体はあらしの母ちゃんである。クリスタルワールドのゲーム大天使に操られ、負けた方が死ぬという残酷なルールのもとで、親子であることを忘れ戦った。どちらが死んでもおかしくない全くの互角の勝負であったが、とんがらしの泣き声で正気に戻り引き分けという結果で終わっている。
- アメリカ大統領
- 人類に反旗を翻した巨大コンピュータ「マシン天帝」を倒さんとするあらし達に協力し、月へ行くための新型スペースシャトルを用立てた。その後、マンハッタンで暴れる巨大猿・キンチャンコングを殺そうとするニューヨーク市長を制止し、なだめるチャンスをあらしに与えるべく再登場。シリアスに決めた前回と違い、この時は「だいとうりょう」と書いたハチマキをしめてお茶目っぷりを披露した。モデルは当時のレーガン大統領と思われる。
- 登場エピソード：「あらし史上最大の戦い 完結編」「巨大出っ歯で空中勝負！！」
- 荒岩岩太→ロック・岩太
- あらし→石野あらし
- あらしの祖父
- 名前は不明。あらしや母ちゃんと同じく巨大出っ歯の持ち主なので、母方の祖父なのだろう。久しぶりに訪ねてきたあらしに対し、変装して「負けたら死刑」というゲーム勝負をしかけたイタズラ好きな人。日本の山奥に位置する独立国(と名乗っている)デッパタウンの建国者である。
- 嵐ラン
- 1983年に別冊コロコロコミックで連載された「マイコン電児ラン」(作・すがやみつる)の主人公。マイコンゲームコンテストの主催者の陰謀にあらしが加担していると誤解して勝負を挑む。あらしの目にゲームへの愛を見て真相に気付き、最後には二人で協力して陰謀を砕いた。マイコン(現在で言うところのパソコン)やコンピュータネットワークに造詣が深く、扱いの難しいマイコンに一般の人が親しんでもらえるよう努力する感心な小学生。愛機はNECのPC-6001。
- 登場エピソード：「ゲームセンターあらし対マイコン電児ラン」
- アラン・ドラン
- 国際秘密警察の刑事。新型ゲームの設計図を写したマイクロフィルムを飲み込んでしまいゲームマフィアに狙われていたあらしを助けた。ゲーム界の発展を願う正義の人だが少々変態的なところもあり、マイクロフィルムを取り出すために手術をしようと言い出した時は妙に楽しそうであった。
- 安藤
- コンピューター開発センターで働く、納戸博士の助手。十億円をかけた超大型コンピュータ「マンモス」の開発に従事した。命名は論理演算子の「AND」から。
- イカロス→大王イカロス
- 池田淳一
- 作者・すがやみつる氏のアシスタントで、芝田利一氏と並んで「あらし」初期にはしばしば作品に登場する。特徴は左右が繋がった眉毛。ミスターゲームユニバース日本大会に出場した時には、ゲーム部門でさとるを上回る高得点をあげ活躍した。現実世界での池田氏は、後に「アクションハンターピント」で第３回藤子不二雄賞を受賞し独立。代表作は「ゼロヨンＱ太」「レーサーミニ四駆世界グランプリ」など。現在は残念ながら執筆活動をなさっていないようです。
- 石野あらし
- 言わずと知れた主人公。勉強・ルックス・スポーツなどはからきし駄目な上、スケベで不潔で意地汚い少年だが、ゲームとなると天才的な力を発揮する。出っ歯とインベーダーキャップがトレードマーク。一度だけ「石野嵐」と名乗ったことがあるが、戸籍上の名前が漢字なのか平仮名なのかははっきりしない。好きな食べ物はスイカとトウモロコシ。嫌いなものはゴキブリ。生年月日は1969年1月1日。
- 石野嵐→石野あらし
- 石野ガラエ
- あらしの母親。凶暴で、あらしが言うことを聞かないと問答無用で叩きのめす。が高熱を出しながら我が子のために新インベーダーキャップを作成するなど母親らしい一面も持つ。仮の姿としてインベーダーウーマンに扮することもある。アマゾネスとしてあらしと戦ったこともあった。
- 使用必殺技：「ノーブラボイン撃ち」
- 登場エピソード：「あらし最大の弱点は！？」「ドクロ大帝の挑戦」「弟が生まれた！」「戦え！！ゲーム戦士あらし」「熱闘！！ゲーム甲子園」「怪奇！！のろい屋敷」「死ぬなどんがらし！！」「インベーダーキャップが燃えた！」「デッパタウンの決闘」「ギャハッ！！父ちゃんがいっぱい」「みたか！！無敵の兄弟パワー」「よみがえれ！炎のコマ」「大ピンチ！！ゲームができない」「さらば！！さとる」「電撃クラゲ大作戦」「異常気象を吹き飛ばせ」
- 石野とんがらし
- あらしの弟。兄と違い頭脳明晰で、生まれてすぐに東大の入試問題を解いてしまったほど。幼いのにあらしの編み出した必殺技を軽々と使いこなす、生まれながらのゲーム戦士だ。先行きが楽しみだが課題は独自性か。出っ歯は兄や母とは違い先分かれしていない形状。
- 使用必殺技：「炎のコマ」「エレクトリックサンダー」「真空ハリケーン撃ち」「全身炎のコマ」「超新星スーパーノヴァ」「グレートタイフーン」「レインボーバズーカ」
- 登場エピソード：「弟が生まれた！」「戦え！！ゲーム戦士あらし」「ハンバーガー仮面登場」「熱闘！！ゲーム甲子園」「怪奇！！のろい屋敷」「死ぬなとんがらし！！」「赤ん坊帝国」「ゲーム超獣サラマンダー」「インベーダーキャップが燃えた！」「デッパタウンの決闘」「炎の竜が奇跡をよんだ！！」「ギャハッ！！父ちゃんがいっぱい」「あらし史上最大の戦い 第二部」「あらし史上最大の戦い 完結編」「みたか！！無敵の兄弟パワー」「よみがえれ！炎のコマ」「ハートで勝負！！チョコレート戦争」「さらば！！さとる」「電撃クラゲ大作戦」「異常気象を吹き飛ばせ」
- 石野ブラシ
- あらしの父親。秘密警察のゲームを扱う部署に勤務し、多忙で家には滅多にいない。スパイのような仕事をすることもあるらしい。その特徴的なヘアスタイルは実はカツラで、実際の頭はツルッパゲ。ちなみに、登場に先駆けてコロコロコミックNo.35(1981年3月号)に載った特集記事「ゲームセンターあらし秘密資料全公開」では全然違う顔(小太りで眼鏡をかけており出っ歯がある)の父親が紹介されているが、仕事柄変装はお手のものなのだろう。あと初登場のコマのみりりしい眉毛があるのもポイント。あらしと同じくゴキブリが苦手である。
- 使用必殺技：「真空ハリケーン撃ち」「グレートタイフーン」
- 登場エピソード：「弟が生まれた！」「突撃！！ゲーム要塞救出作戦」「ギャハッ！！父ちゃんがいっぱい」「あらし史上最大の戦い 第二部」「電撃クラゲ大作戦」
- 一条電八
- 1983年に「小学三年生」で連載された「マイコンボーイ電八」(作・すがやみつる)の主人公。得意のマイコンを使っていろいろやらかす元気な小学生。汚い手を使うコンピュータメーカー「ICM社」に怒り、あらしに協力して勝利に導いた。
- 使用必殺技：「電八イナズマ撃ち」
- 登場エピソード：「小学二年生1983年6月号」
- 一平太→月影一平太
- 岩田和久
- 作者・すがやみつる氏のアシスタント。ゲーム地獄に堕ちた人として他のアシスタントとともに登場。その後ミスターゲームユニバースに出場するが、残念ながら予選落ち。おそらくハンサム部門と水着審査の両方で顔が出ているのが岩田氏だと思います。「小学二年生」版でも名前のみ登場。現実世界の方では、コロコロで「３Ｄバトラー プラモ戦士イサム」など、ボンボンでガンダム漫画などを描かれた後、現在は「女衒」など大人向け漫画の分野で活躍されています。
- 登場エピソード：「天国を救え！」「絶体絶命、あらし大危機」「小学二年生1982年7月号」
- インチキゲーム屋
- 神社の境内に露店を出し、ギャラクシーウォーズで一万点を出せば自転車をプレゼントするという触れ込みで客を集めていた二人組。しかしそれは絶対に二面以上クリアできないようにパターンを改造したインチキマシンだった。その事を見抜いたさとるやあらしに暴力を振るい、炎のコマを編み出したあらしが見事クリアすると自転車を持って逃げてしまう、全く困った悪い人たちである。
- インベーダーウーマン
- 文部省推薦のゲーム戦士。正体はあらしの母ちゃん。町内のゲームのハイスコアを全部塗り変えてあらしを挑発し、負けたらゲームをやめて勉強に専念せよと迫った。結局は我が子のゲームに対する思いを見て自分の間違いに気付く。その後、あらしがパワーを失って自暴自棄になった時にも登場する。母の姿で励ますのは気恥ずかしかったのだろうか。
- エイリアン軍団
- ゲーム好きの子どもを乗せたミステリー列車・ゲームセンターあらし号を誘い込み、平安京エイリアンで高得点を出さないと生き埋めにすると脅した。月面宙返りを使わせないよう重い鎧をあらしに着せるなど知略に優れる。実は平安京エイリアンを開発した東大生を招いて行った、ツアーを盛り上げるためのイベントだった。
- Ａ国大統領
- 全面核戦争を防ぐため、コンピュータの誤作動で発射されたICBMをレーザー砲を積んだ軍事衛星で撃墜するようあらしに依頼した。Ａ国というのは恐らくはアメリカ合衆国のことだが、この直後の大統領選で政権が交替したのか後に登場するアメリカ大統領とは別人。モデルとなったのは当時のカーター大統領だと思われる。
- エンジェル→超人戦士エンジェル
- エンゼル→超人戦士エンジェル
- エンマ大王
- 地獄の支配者。天国の支配者・神様と互いの領土を賭けてゲーム勝負をし、天国を手中にした。天国を取り戻そうとするあらしと「ジャッジ」改造版で対戦する。
- 使用必殺技：「ジャンピングエンマコオロギ」
- 登場エピソード：「天国を救え！」
- 大岩雷太
- 西日本番長総連合の総番。東日本の総番である一平太に果たし状をたたきつける。双方数十万人の部下を引き連れており、死人が出ることを怖れたあらし達が仲裁に入りゲームで決着をつけることに。しかしゲームの経験がなかった彼は代打ちとしてあらしを指名した。二人のゲームにかける思いに感じ入り、激流で中断しそうになった勝負を体を張って続行させた、男気のある番長だ。
- 大河原源右衛門
- 全国テレビゲーム甲子園大会の会長だが、その正体は山嵐の変装。大会を開いた目的は、自分よりゲームの上手い人間を探し出し亡き者にすること。そうすれば自らがゲーム日本一の座に就けると考えたのだ。しかし、決勝に残ったラジゴン・チームとあらしの協力でその企みは阻止された。
- オット姫
- クリスタルワールドの湖の底にある竜宮城の主。オットセイなのでオット姫だ。竜宮のゲーム戦士をあらし達と対戦させ、負ければ自分と結婚せよと迫った。
- 鬼
- 三途の川の先、地獄への入り口の門番。一寸法師の持っていた打ち出の小槌を持っており、通ろうとする者を大きくしては勝負を挑む。鬼らしく豆に弱く、納豆をぶつけられただけで戦意を喪失するほど。
- 使用必殺技：「秘技・鬼に金棒」
- 登場エピソード：「天国を救え！」
- 鬼神校長
- あらしの通う中央小学校の校長先生。ゲームが好きだがそれを周囲に知られまいとしており、偶然知ってしまったあらしの口を封じようとする。生徒であるあらしを亡きものにしようとしたりする恐ろしい先生。
- 登場エピソード：「小学三年生1983年4月号」「小学三年生1983年5月号」
- おばけウナギ
- 三途の川に住み、渡る者を食おうとする巨大なウナギ。最後は炎のコマの火がついてカバヤキになった。
- おもちゃの国株式会社の社長
- おもちゃメーカーの社長。独楽師・曲独楽の助と組み、今までの五十倍の速さ(百〜数百MHzぐらい？)のＣＰＵを使ったゲームであらしを破った。会社の名前に因んで王様の格好をしている。ゲーム好きで、負けを潔く認めてあらしに大量のおもちゃをプレゼントしたりするところを見ると根はいい人のようだ。
- 尾張三助
- 名古屋出身で、全日本インベーダー選手権に東海代表として招待される。本場のナゴヤ撃ちでＵＦＯを狙うが、五分間という制限時間が不利に働き得点は伸びなかった。出場９選手のうち８位に終わる。
- 隠密同心
- 番外編「花の一平太」中で一平太が変身する正義の使者。突然悪政を始めた将軍が沢田研の進の変装だと見破り、謎のゲームをクリアして将軍を救い出そうと奮戦する。最後は作者の裏切りにあい、あらしにいいところを取られてしまった。
- 使用必殺技：「炎のコマ」「エレクトリックサンダー」
- 登場エピソード：「花の一平太」
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