秋川のまんが日記・2007年1月

1/27 (Sun)

「凍牌」1 (志名坂高次/ヤングチャンピオンコミックス,秋田書店,2007)

志名坂高次、こんなの描いてたのか。今まで読んだ作品とは趣きが違って、至って真面目な麻雀漫画。理詰めの主人公、流れ至上主義のライバルと、タイプの違った天才二人の対比が面白い。

1/24 (Wed)

「Dear Monkey 西遊記」4 (白井三二朗/シリウスKC,講談社,2007)

4巻も好調。今回はゴジョウの過去話にやられた。最後に実は…という話の組み立てが上手い。全体に展開がスピーディーで出し惜しみ感が無いのがいいねえ。次も楽しみ。

1/19 (Fri)

「カウンタック」8 (梅澤春人/ヤングジャンプコミックス,集英社,2007)

今回はコルベットの薀蓄が中心で、流れとしては本格的なバトルへの前振りといった感じか。さすがにカウンタックネタだけでは話を続けにくくなっているのかなあ。それはわかるが、でもこの漫画にはカウンタックにこだわってほしい。

1/16 (Tue)

「マップス　ネクストシート」(長谷川裕一/フレックスコミックス)

SF漫画の傑作「マップス」の新シリーズが、Web漫画雑誌のFlexComix ブラッドにて連載開始！読む前は期待と共に不安もあったのだが、そんなものを一遍で吹き飛ばす、ワクワクする第一話だった。見せ方がとにかく上手いなあ。果たして前作との関係は。ネクストシートとは何なのか。そして金子に活躍の機会はあるのか。などなど、もう次が楽しみでたまらない仕掛けが一杯。早く紙の単行本になってくれ！

1/14 (Sun)

「はいぱー少女ウッキー！」1 (むんこ/アクションコミックス,双葉社,2007)

自由奔放な小学一年生、西原卯月が大暴れする四コマ漫画。「だって愛してる」「がんばれ！メメ子ちゃん」よりこっちの方が好きかな。とにかく登場人物がみんな元気一杯なのがいい。楽しく読めた。

1/13 (Sat)

「塾師べんちゃん」上下(ビッグ錠/てんとう虫コミックスライブラリー,小学館,2007)

20年前に別冊コロコロコミックで連載されていた作品がまさかの復刻。主人公べんちゃんが、様々な勉強法を小学生に伝授する。改めて読んだら、これが予想以上に面白いこと。昔は「そこそこ面白いけど地味な漫画」という印象だった記憶があるんだけど、ビッグ錠のくどさは大人になってからの方が受け入れやすいのかもしれない。ところで、てんとう虫コミックスで未収録だった作品も載っているとの事で購入を決めたんだけど、調べるのにやたら手間取った。その辺ちゃんと宣伝すればいいのになあ。

1/9 (Tue)

「オーレ！」1 (能田達規/バンチコミックス,新潮社,2007)

「オレンジ」の鮮烈な面白さが今だ印象に残る能田達規が、再びサッカーの二部リーグチームをテーマにした作品を描く。と言っても本作の主人公はチームのスタッフ。運営の側に物語の主軸を置くようだ。現実のサッカーはよく知らない方なので、そんなマニアックな話についていけるのか、読む側としてはちょっと不安でもある。「オレンジ」のようなカタルシス溢れる展開にはしづらいだろうし、作者の手腕に期待。

「岳」3 (石塚真一/ビッグコミックス,小学館,2007)

いやーもうしみじみと泣けること。山というストイックな環境が、人の思いの真っ直ぐさと命のかけがえのなさを際立たせて見せるのだろうか。厳しい自然の中だからこそ、主人公・三歩の温かい言葉が胸に沁みる。

1/7 (Sun)

「レモネードBOOKS」2 (山名沢湖/バンブーコミックス,竹書房,2007)

本好きの彼氏を持った主人公の物語の第二巻。縛りが厳しすぎるんじゃないかという心配をよそに、毎回きっちり本をネタにして山名ワールドが展開される。見事な安定感だ。

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