秋川のまんが日記・2006年10月

10/30 (Mon)

「デトロイト・メタル・シティ」2 (若杉公徳/ジェッツコミックス,白泉社,2006)

1巻前半はちょっと手探り感が強かったんだけど、後半から波に乗り始めた勢いは2巻になって更に加速。特に他のミュージシャンとの対決ネタは笑えるなあ。この調子でバカさを真正面から追求し続けてほしい。

「がんばれ！メメ子ちゃん」1 (むんこ/バンブーコミックス,竹書房,2006)

「らいか・デイズ」の新刊に続いてむんこ作品を購入。体の小さい新人OL・メメ子が主人公の四コマ漫画。とぼけたギャグの中にしみじみした話をするっと紛れ込ます味わいは他の作品と変わらず。もう少し登場人物が増えるともっと面白くなるかな。

10/29 (Sun)

「坂本タクマの実戦株入門」(坂本タクマ/白夜コミックス,白夜書房,2006)

いやー株ってよく知らないもんで読んでて勉強になりました。「屈辱er大河原上」などの坂本タクマによる株式投機の実体験を描いた作品。試行錯誤や勉強を経て、自前のプログラムによるシステムトレードに辿り着くのだけど、そもそもシステムトレードという言葉の意味をこの漫画で初めて知ったので、その考え方自体が実に新鮮だった。過去のデータでシミュレーションを行ってパラメータを最適化するとか、読んでいると説得力があって何だか自分にもできそうな気がしてくるから恐ろしい。

10/24 (Tue)

「カウンタック」7 (梅澤春人/ヤングジャンプコミックス,集英社,2006)

300km/h挑戦編が終わったと思ったら、あらーカウンタックは一時退場？しかしそんな事よりこの巻の見所は、物語の展開とは全く関係ないのにどーんとページ数をとって繰り広げられるポールダンスのシーン。何考えてるんだ作者。描きたい事を描きたいように描いてるなあ。

10/22 (Sun)

「げこげこ」(水上悟志/YKコミックス,少年画報社,2005)

水上悟志の短編集。「惑星のさみだれ」が面白いので手を出してみた。実はそれほど期待せずに買ったんだけど、こりゃ結構当たりだったなあ。一編一編ちゃんとアイディアがあり、作劇もしっかりしていて、読後感のいい話が多い。大満足。

「東京クレーターのアカリ」1-2 (磯本つよし/YKコミックス,少年画報社,2005-2006)

隕石落下で壊滅した東京を舞台にした近未来SFという事で、「ヨコハマ買い出し紀行」みたいな漫画かなーと勝手に想像して購入。世界観と言うか、人と人のつながりの暖かみなんかは確かに似た部分もあるんだけど、こちらはエアバイクによるアクションシーンが見所の作品なので結構違ってた。アクション的にはもうちょっと線の太さにメリハリがある方が好みかなあ。

10/11 (Wed)

「らいか・デイズ」4 (むんこ/まんがタイムコミックス,芳文社,2006)

相変わらず面白いけど、この巻はちょっと「いい話」に偏りすぎかなあ。それはそれで好きだけど、あまり続くと読んでて照れくさくなっちゃうので。

10/5 (Thu)

「みきおとミキオ」(藤子・F・不二雄/小学館コロコロ文庫,小学館,2006)

てんとう虫コミックスの方は持っているのだが、文庫にしか収録されていない話もあるという事で買ってみた。巻末に、更に未収録の話もあるらしい事が書かれているんだけど、こちらは原稿が残っていないのかなあ。全部入っててくれると嬉しかったんだけど。

「アイシールド21」21 (村田雄介＋稲垣理一郎/ジャンプコミックス,集英社,2006)

神龍寺ナーガ戦、反撃開始。全員の気持ちが揃っている僅かな可能性に賭け、キックオフ早々に奇襲をかける一話目、そして運動の苦手な雪光が意地を見せる二・三話目と、非常に熱い話が続く。かなりツボを突かれた。

「恋愛ディストーション」5 (犬上すくね/YKコミックス,少年画報社,2006)

4年ぶりの第5巻。まだ続いてたのね。最初は甘ったるさが売りのくねくね度の高い作品という印象だったけど、いつの間にかちょっと雰囲気が違ってきてるような。まあ基本がハッピーでラブラブなのは変わらないので安心して読めるけど。

「とりぱん」2 (とりのなん子/ワイドKCモーニング,講談社,2006)

野鳥観察漫画の第二巻。様々な鳥にキャラクター付けして描写する事で、種類による行動の違いをうまく際立たせている。その辺あまり詳しくないので、世の中いろんな鳥がいるもんだなあ、と感心しながら読みました。

10/2 (Mon)

「団地ともお」8 (小田扉/ビッグコミックス,小学館,2006)

この巻で気に入ったのは「団地ワールドカップ」の話。不可能を可能にしようと工夫するともお達が格好いいぞ。基本はギャグとして描かれているのだろうけど、全く何の得もないのに一つの事に打ち込む人の姿は、それはそれでいいものだ。

10/1 (Sun)

「岳」2 (石塚真一/ビッグコミックス,小学館,2006)

山岳救助漫画の第二巻。山の美しさと怖さ、人の温かさと命の儚さが同時に描かれる。しみじみと何度も読み返してしまう魅力を持った作品だ。

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