秋川のまんが日記・2005年8月

8/31(Wed)

「金魚屋古書店」2 (芳崎せいむ/イッキコミックス,小学館,2005)

金魚屋まわりの登場人物がすっかりお馴染みの面々として定着したせいか、コメディ色が強くなってきたような。どちらかと言うと、レギュラーキャラクターがあまり出しゃばっていない話の方が好みかなあ。題材の漫画とストーリーに集中できるので。

8/28(Sun)

「とびだせ漂流家族」(小坂俊史/バンブーコミックス,竹書房,2003)

毎回毎回新しい町に引っ越す家族が主人公の四コマ漫画。こんな無茶な設定でよくまあ何本も描けるもんだ。

「起動戦士ガンダムさん」さいしょの巻 (大和田秀樹/角川コミックスエース,角川書店,2005)

ガンダムネタのパロディ四コマ漫画。バカに徹したシャアのキャラクターが楽しい。ガンダムとガンキャノンの会話がいいなあ。

8/25(Thu)

「カウンタック」3 (梅澤春人/ヤングジャンプコミックス,集英社,2005)

道路に放り出された猫を時速160kmで走るカウンタックから拾いあげるシーンがやはり今回最大の見せ場だろう。そんなの絶対無理に決まってるだろ！と理性では考えつつも、それでオッケー、その調子でもっともっと頼む！と同時に思ってしまう勢いがある。細かい事は気にせずに楽しむべき作品。

8/14(Sun)

「憂夢」2 (藤子不二雄A/ビッグコミックススペシャル,小学館,1993)

十年ぶりに読んでみた。昔読んだ時は、抑揚の無い話ばかりであまり面白くないなあと思った記憶があるのだが、今回はなんだかしみじみと読みふけってしまった。人生のままならなさと人の心の弱さ、そしてそんな人間への暖かい眼差しが胸に沁みる。歳食って漫画の趣味も変わったのかね。

8/13(Sat)

「すずめすずなり」1 (秋山はる/アフタヌーンKC,講談社,2005)

「住人全員で朝食を一緒に食べること」というのが入居条件のアパートでの物語。お隣さんと挨拶すら交わさないのが当たり前になった現在では、一刻館のファンタジーを成立させるにはこうでもするしかないんだろうなあ。普通なら接点が全くないような老若男女が一堂に会して、それぞれがたわいもない事に喜んだり悩んだり戸惑ったり。肩の力を抜いて楽しめるコメディ。

8/10(Wed)

「長い道」(こうの史代/アクションコミックス,双葉社,2005)

とぼけた登場人物たちによる軽やかなコメディ、のはずなんだけど、好きでもない男と結婚したという設定がどうにも気になってしまうなあ。最初は妻をただ邪魔に思うだけだった夫が、やがてほのかに情を感じるようになって、でもどうせ自分のところには嫌々来たんだろうと思い込む屈折が、微妙な居心地の悪さによる複雑な味わいを醸し出しているような。

8/5(Fri)

「コミックバンチ」No.36 (新潮社,2005)

坂本タクマ「屈辱er大河原上」が終わっちまったー！最終ページには不覚にもしんみりさせられた。もう単行本出ないんだろうなあ。

トップ > まんが日記 > 2005年8月