秋川のまんが日記・2003年12月

12/31(Wed)

「別冊コロコロコミック」第4号(小学館,1981)1500: 帰省して何気なく寄った「たきかわ風書房」で発見。状態が良かったし、まあまあ妥当な値段かな。これにて別コロ12冊＋月刊別コロ19冊をすべて手に入れたことに。当時の小遣いでは本誌の方を買うのが精一杯だったので、二十年越しの完集はなかなか感慨深い。この号は何といっても「超人キンタマン」でのオガンダム初登場の回が読めるのが嬉しい。

「フータくんNOW!」(藤子不二雄(A)/藤子不二雄(A)ランド,ブッキング,2003): 「フータくん」の連載終了から15年後に書かれたリメイク作品。絵柄もノリも前作とはやはり違っていて、ナンセンス＆ドタバタ色が若干弱まった代わりに、一つ一つのネタにいちいち迫力がありその押しの強さが笑える。旧作新作それぞれ別の味わいがあるなあ。個性の強いセミレギュラーキャラクターの活躍が楽しい。
「マガジンZ」2月号(講談社): 長谷川裕一「鉄人28号～皇帝の紋章～」が連載開始。いつもの長谷川節なんだけどきっちり鉄人してる。ロボ描写の中でも特に肉弾戦が得意な人だけに、この題材はぴったりだなあ。原作のキャラクターをうまく配置していて、読んだ事のある人は一段とワクワクできるというのもいい。やっぱりブラックオックスは見たいよね。村枝賢一「仮面ライダーSPIRITS」今回は戦闘シーンが中心。鬼神のようなZXの戦いぶりが、その直前に落涙の場面が配置されているせいで、言葉にできない色々な思いをも同時に語る。実際のページ数以上に中身が詰まった回。うまい。

「ミヨリの森」(小田ひで次/秋田書店,2003): 奥付の表記は2004年。森の精霊と少女の交流の物語。人を信じたり受け入れたりする事をしなかった主人公が心を開いていく過程が話の主軸なんだけど、それよりも呑気で朴訥な精霊の面々が気に入ってしまった。それなりに力を持った存在であるはずなのに、皆実にマイペース。何事も起こらなくていいから、この作品世界にもう少し浸っていたいなあ。1冊で完結しているのが勿体ない。
「ドラえもん　カラー作品集」3(藤子・F・不二雄/てんとう虫コミックススペシャル,小学館,2000)450: 先日読んだ2巻と比べると大人しい感じの作品が多いような。発表年代が下ってきたせいかな。

「アイシールド21」6(村田雄介+稲垣理一郎/ジャンプコミックス,集英社,2003): 太陽スフィンクス戦クライマックス。これまで主人公のスピードを中心に魅せてきたけど、この試合では肉弾戦の迫力が凄い。見応えたっぷりの描写を堪能。

「ドラえもん　カラー作品集」2(藤子・F・不二雄/てんとう虫コミックススペシャル,小学館,1999): てんとう虫コミックスに未収録のカラー作品を集めたもの。奇抜な発想を大真面目に展開させてバカバカしい結末にもっていくという、見てきたようなホラ話っぷりに大笑いした。やっぱりこの漫画面白いわ。