秋川のまんが日記・2000年11月

11/27(Mon)

「マガジンＺ」1月号 (講談社)

村枝賢一による「仮面ライダーSPIRITS」が連載開始。これがもう、震えるほどカッコいい！戦いが終わってアメリカに帰った滝和也を主人公においたストーリーが、逆にライダーの存在感を高めていて、見事な作劇だと感心することしきり。予告を見た時は題材と作者の組み合わせがピンとこなかったんだけど、光と影を強調した重厚な作画がアクションシーンを締めていて、題材が作者の持ち味を、作者が題材の格好よさを、互いに余す所なく引き出している。今日からおれ内では村枝賢一の代表作と言ったらこれに決まりだ！

11/23(Thu)

京大11月祭の古本市にて。一冊50円、安かったので普段なら買わないようなものを購入。

「賽の目繁盛記」1 (Dr.モロー＆スタジオ寿/ホビージャパンコミックス,ホビージャパン,1992)50

今年出た復刻版の「R」をすでに買ってるんだけど、描き直しが結構あるらしいので旧版も買ってみた。なんとなく違和感があったんだけど、もしかして新版と左右が逆になっているページがあるのかな。「RPG一代男」が読めたのが嬉しい。

「喜劇新思想大系」3 (山上たつひこ/アクションコミックス,双葉社,1985)50

いまだ熱狂的なファンが多くいる山上たつひこ作品なんだけど、物心ついた時点が既に「がきデカ」の全盛期だったので、この人の何が新しかったのかわからないまま今まで過ごしてきた。そのへんを探ろうかと手を出してみたが、やっぱりよくわからん。面白いことは面白いんだけど。

11/20(Mon)

「ひみつの階段」2 (紺野キタ/ファンタジーコミックス,偕成社,1998)

「ひみつのドミトリー」 (紺野キタ/POPLARコミックス,ポプラ社,2000)

上記二冊、1巻に続いて一気に購入。まとめて読むと各エピソードの相関が見えてきて、連作ならではの良さが味わえる。

「LAMPO」3 (上山徹郎/てんとう虫コミックススペシャル,小学館,1999)

先日購入した1,4巻に引き続き購入。2巻の帯付きが見つからないけど、なぜだろう？早く続きが読みたいのだけど。

「藤子・F・不二雄SF短編パーフェクト版」3 (藤子・F・不二雄/,小学館,2000)

中央公論社の愛蔵版と比べてみると、随分変わっている話がいくつかある。初出のままってこと？

「週刊少年ジャンプ」No.51 (集英社)

11/17(Fri)

「ひみつの階段」1 (紺野キタ/ファンタジーコミックス,偕成社,1997)

この作品、しばらく前から本屋で見る度になんか引っかかっていた。実際に読んでみたら、予想通りいい感じ。浸ってしまう。こういういかにも少女漫画したものって趣味じゃないはずなんだけど、なんでだろう？ひとつは幼少の頃から「ひみつの〜」とか「〜のひみつ」というタイトルにはめっきり弱いこと。もうひとつは少女趣味ってそれ自体おれにとってはファンタジーなのでこういう不思議な話だと融和性が高いというのがあるのだと思う。未収録分が単行本化されると聞いたのでいい機会かと思い購入。

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